理事長あいさつ

私たちの組合は徳島市水道局より指定を受けた地元(市内)水道工事業者で組織しており、昭和32年1月30日に設立し創立60年を迎えております。
市民生活に欠かすことのできない安全で良質な水道水の安定供給や快適な水環境の確保など、市民生活の向上はもとより、地域の発展に尽力し、地域と共に永年に亘り、眉山の緑豊かな自然、安心安全なきれいな水を確保しライフラインの維持と生活環境を守ることが課せられた重要な使命であるとの基に努めてまいりました。今後、将来にも引き継いでいくことだと思っております。

また、本市において、災害に強いまちづくりをその将来像として、今世紀前半にも発生が予測される東南海・南海地震などの災害から市民の生命や財産を守るため、水道事業体とともに水道の耐震化をはじめとする水道施設の整備などに積極的に取り組んでいるところでございます。
「地元に貢献する団体」として市民の皆さまに信頼され、愛されるための地域への深い知識と、持てる技術力、企画力、提案力を最大限に発揮し、地域の皆さまとともに、誰もが輝いて暮らすことができる新たな地域づくりを目ざし貢献して参りたいと思っております。

徳島市指定上下水道工事店協同組合
理事長　　中　筋　章　聡

私たちの組合紹介

徳島市の上水道は、大正１５年９月１日初めて市内に給水を開始していましたが、昭和２０年７月の戦災時には、給水個数も１５，２２５戸となっていました。
しかし、戦災により、その９０％が被害を受けました。
やがて昭和２１年から疎開者の市内への復帰によって給水の申込みは急増なったため、これらの工事は市と指定店の二本立で施工が行われました。
昭和２３年１月１日には「徳島市指定工事店規定」が公布されました。

そうした中にあって、昭和２３年４月１日に朝風計二氏の提唱によって、市内の水道工事業者１０社が『徳島市水道工事店組合』を結成し発足しました。
昭和３１年１１月３日を期して増加した工事店１８社をもって『徳島市指定水道工事店協同組合』を設立し、翌年１月３０日に登記完了、法人組織として本格的に組合活動を開始しました。
昭和３７年にはいって徳島市下水道の中央下水処理区の一部通水が開始されるに及んで、徳島市指定排水設備工事店制度がスタートすることになりました。
下水道部門の併設によって【徳島市指定上下水道工事店協同組合】と改称し、事業内容の充実を図り、組合活動も次第に本格化し始めました。
先進都市組合の視察とか、親睦のための慰安旅行にも工場見学等の視察研修を兼ねて実施し、組織化に意を用いて、活動も年毎に活気をおびてまいりました。
当初は、組合事務所を理事長の店舗においていました。
その後、徳島市水道局近くのビルの一室を借りていましたが、かなり不便に点が多く、対外的にも組合独自の会館を持つことが必要であるとの声が高まり、当時の役員諸氏の熱意により、たび重なる会議がもたれ、昭和４４年９月２１日の臨時総会で組合会館建設が可決されました。
早速に現在の「徳島市南末広町１－１３」の土地購入契約を行い水道会館建設が開始されました。
翌年４５年７月には名実共に組合活動の拠点ともいうべき会館は見事に完成、組合員は喜びに包まれました。
やがて多くの有能な役員諸氏の献身的組合運営と組合員の協力によって順調に伸展をつづけ、今日へと続いています。
不況の風に吹かれ、社会のアクシデントに遭遇しながらも乗りこえてきたことは、言うまでもありません。
組合員の自覚はもとより、市当局の適切なご指導という官民一体の努力にもよります。その一方、組合員の融和親睦、地位向上、経営基盤の充実、技術研修と日々組合員は向上発展に励んでいます。
この間、国土交通大臣、厚生労働大臣、四国通産産業局長、徳島県知事、徳島市長などから数々の表彰や感謝状に輝き、世間に充分認めてもらえたと、組合員一同は自負して誇りに思っております。